剣道:怪我をしない体づくりを。

みなさん、猛暑の中毎回の稽古ご苦労様です。

この湿度の高さ気温の高さは稽古中の集中力を維持するのも大変ですし、疲労も他の季節よりズシンとのし掛かってきますね。
今は各人の持つ目標は少し離して、体調の維持と管理につとめてください。体の稼働量もどうしても落ちてきてしまうため、場合によっては途中で稽古から離れて涼をとったり見取りに切り替えられても構わないでしょう。別に精神修養に来ているわけではないのですから。
もっとも溢れる闘志と体力を持て余している人は存分にどうぞ。稽古終わりのお酒が一層美味しいものでしょうから。


こうした過酷な状況の稽古で注意すべきは「怪我」です。


疲労が溜まり本来体全体で稼働をさせるものを特定の部位の筋力を無理に使ってしまうため、酷使した結果筋肉に炎症を起こしてしまったり、集中力が途切れたことによって手足など関節部を捻ったりしがちです。


仕事の関係で稽古時間の遅れた際、私などは慌てて用意し簡単に体をほぐしてなるべく長く稽古に参加できるようにするものですが、得てしてそうした時によく怪我をしたり体のどこかを痛めやすくします。


ですので、稽古に際してはシッカリした準備運動を行ってください。



人間50代ともなると、若い頃と比較しても相当体が硬くなっています。関節も当然堅いですし筋肉も硬くなっています。ですので稽古前の準備運動では、まず体をほぐすことと温めることが大事になります。


どの会でも稽古前には準備運動をしていると思います。その際「シッカリ」「真面目に」取り組んでください。
ラジオ体操にしても馬鹿にならないのです。人より大ぶりでも構いません。よく身体を延ばして汗ばむくらい懸命に動かしてみてください。


それと準備運動の際は息を止めずに鼻から呼吸するようにしてください。息を止めると体が緊張してしまい、充分にほぐせなくなるためです。
そして会の準備運動で足りないと感じられた方は個別に柔軟体操を取り入れたり、他のストレッチも加えるのも良いでしょう。私は特にアキレス腱を伸ばすストレッチを入念に繰り返し行っています。


また、私の考えは普段の稽古以外の体力強化については、足りないと感じる部位だけを行っています。私の場合そのほとんどが「下半身強化」です。


実際普段の生活では上半身は何気に使っていること、また稽古では素振りや打突の繰り返しになるため、割と上体強化には繋がる内容になっています。
一方で下半身については普段歩く程度の運動しかやっていないため、稽古に付いていくためには個別強化を取り入れるしかないからです。
事実すり足の稽古を五分程度やり続けるだけで左足の筋肉が張ってきてしまいますから。


私が会の稽古以外に個別に取り入れている運動は下記の通りです。


・カーフレイズ(ふくらはぎ伸ばし)
・スクワット
・片足けんけん
・すり足(細かく刻んだすり足)
・ハンドグリップ


ハンドグリップ以外下半身強化のトレーニングです。
それだけ稽古中に下半身に疲労を感じたりしやすいのです。上体の強化については、打突の際の推進力を剣先にうまく乗せることができれば、腕の力をそれほど必要としないと解釈しあえて割愛しています。それに上体が力むとあまり良い打突にはなりませんから。


下半身の体力に余裕ができると普段の稽古でもそれほど大くブレることもないはずです。あとは持久力を補う程度で良いかと。


そして、実はとても大事なことですが、稽古後のストレッチがとても重要なことです。
稽古終わりは心以上に体が酷使されています。これを入念にストレッチすることが疲労を残さない大切なプロセスになります。


私も最近左足の踏み込み方を変えて直ぐに左の腰の痛みが起こりましたがヨガのストレッチを行うことで不思議なことですがスッと痛みが消えるようになったのです。


稽古終わりに起こる痛みは筋肉の緊張・疲労から突っ張ってしまって伴う要素がとても大きいようです。ですので、体の各部を丹念にほぐしてあげてください。
できればその前にぬるま湯でも良いのでお風呂に浸かって体を温め柔らかくすること。そのあとに労わるようにほぐしてあげましょう。


幸いネット上には様々なストレッチの仕方が掲載されています。
各人が情報収集され、自身の体のメンテナンスに励んでください。
継続こそ力なのですから。

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