マイルストーンを超えて

先ごろ昇段審査において無事三段を取得できました。
正直な気持ちとしては、嬉しいより安堵の方が強かった。

剣道を始めてちょうど4年が経過しましたが、振り返ると仕事と怪我、コロナを合わせ実質1年弱ほど稽古ができない状況でもありました。

ですので、当初は半年審査を延ばしても良いかとは思っていたのですがせっかくの受審の機会でもあります。見学程度に気楽に受けられる、いわば捨てるものがない状態で挑めるのだからむしろ良いのではと考えてはいたのです、、、が

実技が終わった頃には強烈な胃痛に悩まされてました、ハイ(笑)
久々に強烈な緊張感に襲われてしまっていた。



前の稽古の際に右足かかとを酷く痛めていたんで無理は効かないのは分かっていたし、前回二段の折には格好を付けようと思ってしまって散々な結果だったことも踏まえて冷静に挑もう!、、、、、などとは考えられず。
開始の蹲踞前、抜刀するときに右足のサポーターのせいでずるっと床で滑ってあわやコケかけるという失態(笑)。


緊張しすぎて詳しく状況を思い出せないのだけれど、お相手2名と手合わせして、だいたい相面の局面が多かったでしょうか。
見てくださった同輩から聞くに、いつものスピードじゃなかったようで1本、2本打ち負けてしまってたように思います。


ただ過緊張だった故むしろ脊髄反射でいつもの地稽古のルーティンをひたすら行っていました。


しっかり構えを作って攻めること、しっかり攻め合いながら相手を観察すること。
残心まで気を抜かないこと。
打たれても堂々打たれ、打つなら最後まで打ち切ること。

中心を割って面、攻めて出頭に小手が決まったような、、、
あとはほとんど覚えていない(笑)ただお相手のお一人もしっかり攻められる方だったようで打突機会はそれほど多くはなかったです。


お相手二人に挨拶させて頂いた折、ガチャガチャせず大人の感じで挑んでくれて良かったですと言われたことで私個人は審査の結果関係なく、ホッとしましたね。



そして改めて思うに、審査の実技では普段やってること以上のものは出せないこと、普段の地稽古では基本でやってることしか出せないこと、そして基本でやっていることは地稽古に繋がり、地稽古は審査に繋がるという当たり前の循環を実感しました。
実際、今回の審査では普段の6割程度も出せたかどうか、、、そんな感じだったから、いかに普段の稽古が大切かという当たり前を確認できました。


合格できた理由、それは自分が思うにコロナ明けの時に今更ながらようやく正しい構えというものに気付けたこと、
構えによって相手をしっかり見定められ攻められる、そして思った時に打ち出すことができ腰の入った打突を出せることに気付けたからだと思います。
そして何より、竹刀という長い棒を操る原理原則を知ることができたのが大きい。
構えを知ることが実技の局面それぞれの項目を繋げてくれたと考えています。


各局面の質的な部分はまだまだ未熟だとは思う、けれどこれに気づき実践する今と、知らないままいた去年とでは自分の剣道は内容的に全く違う、それくらいエポックな出来事でした。


二段審査の時、一緒に受審してる中学生のレベルの高さに圧倒されると共に、自分の下手くそさ加減に情けない気持ちになっていました。
今回一緒に受審していた高校生のレベルも平均的にすごく高くて、強くしなやかで美しかった。



次回はその差を縮めることができるよう、日々の稽古を重ねていきたいと思っています。
私の現実的な目標に向かって。

この記事へのコメント

2020年10月06日 15:54
いつも ありがとうございます。

ご昇段おめでとうございます。
トップページに現在三段と記載があったので

おぉ! って思いました。

剣道は、まさにマイルストーンだらけですね

でも今は、喜びに浸って良いと思います。
私も続くように頑張ります。

おめでとうございます。
定点観測人
2020年10月06日 16:20
またおやまあさん

ご無沙汰しております。
こちらこそ、いつもありがとうございます。

コロナ明け後は幸いにして週3の稽古に恵まれ、また適時筋トレなどを進めているので剣道実技よりはスタイルの方が先に変化が起きてました(笑)

高い目標を掲げられている人ほど多くの道標を通り過ぎないといけないでしょうが、苦しみこそ喜びの糧になるということでしょうね。

私自身が嬉しいというより、今まで私を支え鍛えてくれてきた剣友や先生方に感謝を伝えることができるのが喜びですね、これは綺麗事じゃなくて正直な気持ちです。

先生も頑張ってください、遠くから応援しております。